職員3名で、上浮穴高校学校図書館を訪問しました。
上浮穴高校では、担当の先生が「生徒が気軽に来ることができ、居場所となる図書館を目指したい」と希望され、当館が整備支援をすることになりました。
図書館は本校舎とは別棟で、屋根付きの通路でつながっていますが、道を隔てた場所にあります。
建物も古く、冷暖房もありませんが、閲覧室は、閲覧机8卓、座席数32席と広く、壁の3方には造りつけの書架があります。
しかし、蔵書が約1,500冊しかありません。数年前に災害で多くの図書が使用できなくなり、廃棄したそうで、奥の本棚にはほとんど本がありませんでした。
そこで、先生方と相談し、次のような支援を提案しました。
①当館の協力図書(最大1,500冊までを3か月~1年貸出、延長可能)を利用し、一時的に蔵書を補完する。
②同じく当館特別貸出(最大100冊までを1か月貸出、延長可能)を利用し、生徒の読みたい分野を補充する。
③本のディスプレイや配架の工夫をする。
④上浮穴高校の特色(林業)を生かしたコーナーを作る。
⑤家庭科の授業で保育園児を対象とした読み聞かせを行うため、絵本コーナーを設置する。
先生方と一緒に、林業関係の本や小説などを、空いている棚へディスプレイしてみました。
【図書館写真】(撮影:県立図書館、2019年7月)